一般的な美容師(アシスタント)は朝早くから練習をして夜も遅くまで練習をする
アシスタントの間はほぼプラインベートもなく休みの日は休息または練習会や講習会へ参加
ただこれらはここ5年前くらい前までの常識です
美容師は離職率が高い→正確にはアシスタントの離職率が高いがスタイリストの離職率は異業種と比べると極めて低い誤解だと言う事
美容業は衛生管理職でありサービス業です
サービス=奉仕
お客様に奉仕した対価としてお金を頂きます
やってあげている、させられている、やらされていると言う考え事態がナンセンスです
この意識の方は飲食、リラク、販売など接客業へ転職しても潰されてしまいますししがみついても低賃金、低所得のままでしょう
おおまかに美容師の仕事を伝えます(アシスタント)
朝または前日夜にフロアの掃除を行う
電話やお客様に応対
サロンによっては先輩ほか昼食の買い出し
営業中か後タオルの収納(サロンによっては委託)
練習して終電前には帰宅といった形です
まずは向いていない人についてお話しましょう
①とにかく休みが欲しい
本人は良いかもしれませんが同期や同級生との差は広がっていきます
月6日と8日では年間24日違います毎日練習する人だったら言わなくてもその差が膨大な事がわかりますね
アシスタントのうちはがむしゃらにスタイリストになる事を考え遅くても3年でスタイリストへ
スタイリストになってからは後輩の指導もありますがアシスタントより時間に融通が聞き視野が広がるでしょう
②自分または自分の時間が大事
①とかぶりますがこちらは対お客様に対してがメインです
お客様は労働の対価としてお金を支払います
それに応じず好みでないから、帰宅が遅くなるからまた次回、予約が取れませんでは話になりません
そういう考えの方は後輩に指導する際もデートだから、疲れたからという言葉が出る物です
③数字やノルマに追われたくない
美容師は水物商売ですのでホスト、ホステスなどと同様に解釈されることがあります
適正な経営から考えて人件費は33%程です。
本来20万の給与をいただくには少なくみても60万円の売上が必要です
スタイリストデビューしても給与が20万円のままで良いのであれば構いませんがそうはいかないでしょう
後輩を指導する為に食事に連れて行ったり指名得る為にはスタイルを上げて売上を上げて売上上位に入らなくてはなりませんしスタイリストデビュー売上20万円後輩を指導しないではサロンから見ては不要な人となり働いてもらう必要もなくなってしまします
④すぐに稼ぎたい
意思があるのは良いことですが最初は平均よりも低い賃金です
稼ぐには稼ぎたいの意思ではなく稼ぐ為の行動が求められています
50万円であれば150万円をアシスタント無しで作るまたは雑誌に取り上げられて予約が取れないからといった付加価値を価格に載せる、セミナーの講師になるなど考えないととても厳しいでしょう
⑤YESマン
断らないことは大事ですが全てがYESでは自分が壊れてしまします
担当のお客様が遅れて次の方に迷惑が掛かるのに良いですよと通し続けてしまったらいつかクレームが入りますし自分の意思がない人は責任も取れませんし守りにはいりがちです
⑥自身のことをコミュ障と言う方
最近学生に多いですが話すのは得意ですか?と聞くと自分コミュ障なんでと言う方が増えています
美容師は接客業です
アシスタントの間はお客様と必要以上の会話を行う必要はないですがふられた会話に答えられなかったり異性と会話できない、そっぽを向いてしまう方は続けていきたくても難しいかもしれません
先輩にどうしたら自分は変われるか素直に聞ければ良いのですが中々できない物です
⑦他責する方
他責とは自分のミスを他人のせいに、社会のせいにすることです。
怒られたら、叱られたら?まずはすみませんかごめんなさいです。
でも、だって、だけどなどは社会人に通用しません。
会社が会社がと言う人が世の中多いですが選んだのは誰ですか?多くの方は自分ですよね
部下がミスをした際にあいつのせいでと言う人は必要ありません。
部下のミスは上司の責任です。上司の責任は会社、最終責任者は社長です。
向いている人は?
この仕事が好きである。
お客様のライフスタイルをスタイルから変えたい意識の持ち主
自分の幸せよりもお客様の幸せ。
お客様あってこその自分
してあげているのではなくさせてもらっている意識
自分がしてもらったことは後輩にもしてあげられる精神力
自分をブランディングできる人です
正直私を含め素人からではmm単位の違いやミスはわかりません
そこにこだわるのは結構ですがお客様はそれを望んでいますか?
ゆとりださとりだと世代にまとめられていますがあなた自身はどうですか?
やはりこの業界に残れるのは先々を見て自分自身が何をすべきかに時間をさきその為に何かを犠牲にできる人であるとおもいます
5.手荒れ、肌荒れ
美容師にとって職業病のようなモノであり肌の弱い方は手荒れ対策をひどくなる前にして行かなくてはなりません。
ひどい方だと手の平から肘あたりまで荒れる事もあります。
アレルギー体質の方でもっとヒドい方は全身に発疹でできて見ているこちら側も見るに耐えない状態です。
医者からも辞めるまでは治らないと告げられ泣く泣く辞めて行かれる方がいます。
もともとの体質の方もいれば食費を削りカップ麺のみなど偏った生活から免疫力が低下し発症したケースもあります、また精神的な場合や季節的なものもありますのでパッチテストなどは怠らないように
しかし昨今は手荒れの恐れのある方でも働けるカット専門店などもあるので昔に比べると転職先もあって優しくはなってきてます。
また医療費を節約してしまうケースもありますが結果として高くつきます
4.理想とギャップ
新卒生の方に良くある離職理由なのですが、お客様側として見てきた美容師と働き出してからの美容師のイメージでは180度変わると言っても過言ではありません。
周りから見ると華やかでオシャレな職業かもしれませんが、働きだすとそのイメージもなくなり思っていたのと違うといったギャップが生じて去って行かれる方が毎年おられます。
働きだしてもお客様時代のようにおもてなしをしてもらえると勘違いして入社するとエライ目にあいます。
またこの業界は徒弟制度の名残が色濃く残る業界です
徒弟制度とは一言で言えば上司の意見は絶対、部下が先に来て後に帰るのが当たり前と言った物です
スポーツ部の経験があれば耐えることができるかも知れませんがアルバイトも部活もといった方がリタイアする傾向にあります
当社ではそういいたミスマッチがないように内定するまでに1日日当を出し働いていただいた上での入社新卒者に関しては入社前にアルバイトまたは練習会へ参加していただきコミュニケーションを確認したうえで決定しています
3.給与
違法サロンのケースでは見習いは手取り13万とか良くある話です。
サロンによっては良い所も増えてはきましたが、美容師の平均年収はアシスタント〜オーナーを平均して250万程と言われています。
但し今後団塊Jr世代の引退後は250万円の所得が平均になるとも見られています
独り暮らしになると家賃、光熱費、食費、携帯代でほぼなくなってしまい、服などを買う余裕はなく安い服をどうオシャレに着こなす方も多いです。
格差は大きく売れっ子になるとそこそこ給料を貰えるようになりますが、そこまでの道のりで耐えきれずに挫折される方が大半です。
当社では評価して欲しい所の確認またアシスタントにも歩合手当を用いる事で離職率が下がりました
ここ10年で最低賃金は27%上昇しアシスタントの初任給も大幅に上がっています
先輩に話を聞くのであれば25歳くらいの方が良いと思います
30歳以上ですと働き方が異なり40代は美容師ブームを牽引した時代ですので更に厳しく見られます
お客様としてサロンに足を運び後日内見される形がベストです
お客様目線でみることは内見、体験、面談後では不可能です
可能であるとすれば現状の否定となってしまいますからね・・・
2.労働時間
1日の半分以上は確実に拘束される美容師。
家庭を持つと家族の時間が取れずに辞める方や、友人と遊ぶ機会もなくなり何の為に働いてるのかと気持ちにブレが生じてきて去っていきます。
ある程度改善されているサロンも増えては来ています
当社では完全週休二日制以上の形で月9,10日休みが取れます
プライベートも優先できるようにしており例えば店長でも冬休み明けの初日が同窓会と被ってしまった際に休暇を許可したこともあります
またお子さんのいるスタッフの場合当日急遽体調を崩した際も早退可能
相手の立場に立って考えます
1.人間関係
どこの業界、職場でもある話しですが人間関係は辞める人がサロン側に伝える内容は上記の4点や家庭の事情なとが多いですが、本音を探ると人間関係は必ずと言って良い程でてきます。
スタッフとは1日の半分を過ごす事もあり嫌な部分も垣間見えてきます。
当社では人間関係が退社にならないように個人面談また定期的にアシスタントのみやスタイリストのみの会議
アシスタントのみの飲み会など本音を語れる機会を増やし対策に励んでいます
当社では入社して欲しいターゲットを共有することによりミスマッチを防ぐように対策をしています
また馴染めない人がいないように食事会や合同練習回を設けています
最後に
これら全てがどの事業所にも当てはまるわけではありません
ただ本当はわかっているのに知らないふりをしているまたは、他社も同様だと脅して劣悪な環境で働かされている人もいる事実をこの業界を目指す前に知って欲しいと思い書かせていただきました
もちろん当社が優れている訳ではありません
ただ頑張って環境改善を目指しているのに「美容業界は・・・」とひとくくりにされたくないのです。